成長性

同期入社の夫人と結婚もする。仕事も生活も、すべてが順調に進んだ。ソニー生命の成長性、あるいは保険業界のこれからの展望などを冷静に分析したわけではない。あくまでも”直感”で決めたという。

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柳田さんは、自らを「感覚人間。皮膚感覚で判断します」と語る。独立したいまも、柳田さんは直感を大切にしている。結局、三井物産には一五年勤めた。一しかし、「大企業では看板で仕事をしていて、人間としての本質の話ができない」ことに、不満を覚えている自分に気がついた。三○代になると、その不満はどんどんふくらんでいく。そして、独立を意識し始める。独立するとすれば、画商、マリンスポーッ関係、そう、ボートの輸入販売なんかいい。リゾート開発なんかもこれからは有望じゃないか……

あれこれ思いをめぐらせているうちに、一本あっせんの電話が入る。相手は、転職を斡旋するリクルーターだった。とりあえず会ってみた。すると、転職紹介先はソニー生命だった。保険会社だとは思ってもみなかったし、柳田さん自身、化学の知識はあっても、金融の知識は当時はゼロだった。にもかかわらず、最初の面談で、三井物産を退職して、ソニー生命への転職を決意してしま資格とセンスが成功の両輪九九一年に転職する。

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